世界のアニメーション界を席巻した珠玉の感動作!!

INTRODUCTION

アイルランド発、心に響く、珠玉の家族の物語。

母が残した“うた”を頼りに、幼いふたりの大冒険が始まる!アイルランド神話の壮大な物語の先に、二人が選んだ未来とは─。

小さな海辺の町、貝の笛、伝説の巨人、フクロウ魔女───
アザラシの妖精が歌う、美しいうた。
アイルランド発、心に響く、珠玉の家族の物語。

第87回アカデミー賞®長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞に7部門でノミネート、2015年東京アニメアワードフェスティバルではグランプリを受賞、そして第28回ヨーロピアン・フィルム・アワードにて大ヒット作『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』を抑えて長編アニメ賞を受賞するなど、世界中のアニメーション界を席巻し、全米最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、満足度99%という驚異の数字を獲得した本作が、ついに日本で公開となります。
海ではアザラシ、陸では人間の女性の姿をとる妖精・セルキー。そのセルキーの母親と人間の父親の間に生まれた兄妹。妹が生まれた夜、母は家族を残して突然海へと姿を消してしまいました。そして妹シアーシャの6歳の誕生日、兄妹はおばあちゃんに町へ連れて行かれますが、そこで突然、シアーシャがフクロウ魔女マカの手下に連れ去られてしまいます。兄のベンは妹を救うため、消えゆく魔法世界へと不思議な旅に出発します…。アイルランド神話を基に描く、幼い兄妹の大冒険、そして別れが、絵本から動き出したかのような、息を呑む圧倒的な映像美で紡がれていきます。
2014年にアイルランド、ルクセンブルク、ベルギー、フランス、デンマークの5カ国の国際共同製作によって、アイルランドに伝わる神話をもとに作られた本作。制作したのは、本作の監督・トム・ムーアが設立し、“ポスト・スタジオジブリ”と本国アイルランドで称される制作会社“カートゥーン・サルーン”です。また音楽は、数々の映画音楽を手掛ける、ブリュノ・クレ。世界中のアニメーション界で注目される珠玉の本作、そして今後のアニメーションを語る上で外すことができない大型新人監督の登場に、ぜひご注目ください。

STORY

─ あなたは世界一のお兄ちゃんになるわ ─ ママ、私はここにいたい 貝殻からは、海の歌が聞こえる

海辺の灯台の家で、幼いベンはお父さんお母さんと暮らしていました。ベンは大好きなお母さんから「あなたは世界一のお兄ちゃんになるわ」と褒められて、赤ちゃんが産まれてくるその日を楽しみにしていました。優しくて物知りなお母さんはベンにたくさんのお話や歌を教えてくれます。巨人のマクリルと愛犬の物語や、アザラシの妖精セルキーが歌うと妖精が家に戻れる不思議な伝説、古い言葉で綴られる美しい歌など……。
ある晩、ベンはお母さんに海の歌が聞こえる貝の笛をもらいました。うれしくて、笛を大事に抱いて眠りについたのでしたが、目を覚ますとお母さんの姿がありません! お母さんは赤ちゃんを残して、海へ消えたのです。それから今も、ベンとお父さんの心は傷ついたまま。お母さんがいなくなったのは妹・シアーシャのせいだと思っているベンは、ついつい彼女に意地悪をしてしまうのでした。
6年がすぎて、今日はお母さんの命日でもある、シアーシャの誕生日。町からお祝いにやってきたおばあちゃんは、いまだに喋らない彼女が心配でたまらないようです。その夜、シアーシャは美しく不思議な光に導かれ、お父さんが隠していたセルキーのコートを見つけ、海へ入ってしまいました。悲劇の再来を恐れたお父さんはコートを海へ投げ捨ててしまい、おばあちゃんは嫌がる兄妹を町へ連れて行くのでした。町はハロウィンでお祭り騒ぎ。居心地の悪いおばあちゃんの家から抜け出した兄妹は、愛犬クーとお父さんが待つ家へ向かいます。そんなふたりの後を妖精・ディーナシーの3人組が追いかけます。彼らはシアーシャがセルキーだと気づき、フクロウ魔女のマカとその手下のフクロウたちのせいで石にされた妖精を元通りにしてほしいと頼んできたのです。その時、4羽のフクロウがシアーシャに襲いかかり、ディーナシーたちの感情を吸い取って石に変えてしまいました。その場は逃げ切ったふたりでしたが、ベンが目を離した隙にシアーシャがいなくなってしまいました。妹を探すうちにベンは語り部の精霊・シャナキーから、マカの歪んだ愛情が妖精の国と妹の命を消しつつあると教えられます。マカの魔力に勝てるのはセルキーの歌だけ。それもハロウィンの夜が明けるまでに歌わないと、すべてが消えるというのです。ベンは、妹と妖精たちを救えるのでしょうか!?

CHARACTERS

ベン
吹替:本上まなみ

シアーシャの兄。母がいなくなったのは妹のせいだと思い、つい妹に意地悪をしている。

コナー
吹替:リリー・フランキー

ベンとシアーシャの父。妻が消え落ち込む日々。シアーシャが見つけたセルキーのコートを海へ投げ捨てる。

ブロナー
吹替:中納良恵(EGO-WRAPPIN’)

ベンとシアーシャの母。陸では人間の女性の姿になる、アザラシの妖精・セルキー。シアーシャの誕生と共に姿を消してしまう。

シアーシャ
吹替:シアーシャ/幼いベン 深田愛衣

ベンの妹。6歳になっても言葉を話さない。セルキーのコートを着て海へ入ってゆく。

クー

ベンの愛犬。

シャナキー
吹替:ダン/シャナキー 喜多川拓郎

語り部の精霊。

ディーナシー
吹替:水内清光、高宮武郎、花輪英司

石にされた妖精たちを元通りにして欲しいと、ベンとシアーシャを追いかけて来る妖精たち。

マクリル

伝説の巨人。

マカ
吹替:おばあちゃん/マカ 磯辺万沙子

フクロウの魔女。

STAFF

監督:トム・ムーア

1977年、北アイルランド・ニューリー生まれ。ダブリンのバリーファーモット・カレッジでアニメを学び、1999年にポール・ヤングらと共にアニメーションスタジオ兼制作会社カートゥーン・サルーン(※)を設立。初のテレビシリーズとなった「Skunk FU!」(07年)は、アイルランドで映画・テレビ作品に贈られる賞として最高権威のIFTAを受賞しBCC、Cartoon Networkなど世界各国のテレビ局で放送された。初の長編映画である、『ブレンダンとケルズの秘密』(日本未公開)は、2010年アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネート。本作品は監督2作目となる。その他、レバノン出身の詩人ハリール・ジブラーンの「ザ・プロフェット」の映画化『Kahlil Gibran’s The Prophet』のプロジェクトに複数名の監督と共に参加し2015年カンヌ国際映画祭にて上映された。

僕は長い間、日本のアニメーションのファンで、それは僕の仕事に何年もの間、インスピレーションを与えてくれました。僕らの映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』への、日本のみなさんの反応がとても知りたいです。映画の公開に合わせて、日本へ行き観客のみなさんとお会い出来るのを楽しみにしています。

トム・ムーア(監督)

※:カートゥーン・サルーンとは─ ポール・ヤング、トム・ムーア、ノラ・トゥミーが1999年に設立した、ピクサー、スタジオジブリに並ぶアニメーションスタジオ。様々な賞を受賞した短編から「ウーナとババの島」(NETFLIX で配信中)などのTVシリーズを製作。デボラ・エリス原作のべストセラー「生きのびるために」をエアークラフト・ピクチャーズと共同製作中。

音楽:ブリュノ・クレ

1954年、フランス・パリ生まれ。クラシックの作曲家を目指しバイオリンとピアノを学び、フランソワ・レシャンバックからドキュメンタリー映画『Mexico Magico』(79)に曲を書いてほしいと頼まれ映画音楽の作曲を始める。映画・TVの音楽を数多く手がけるフランスを代表する作曲家。『ミクロコスモス』(96)『キャラバン』(99)『コーラス』(04)の3作品では、セザール賞を、『コーラス』ではアカデミー賞最優秀歌曲賞、英国アカデミー賞にもノミネートされた。代表作には『WATARIDORI』(03)、『白くまになりたかった子ども』(04)、『ホワイト・プラネット』(06)、『コララインとボタンの魔女』(09)、『オーシャンズ』(10)、『マリーアントワネットに別れを告げて』(12)、『ボヴァリー夫人とパン屋』(15)などドキュメンタリーから、ドラマ、コメディ、アニメーションまでと幅広い作品を手がける。

音楽:KiLA(キーラ)

1987年にバウロン(アイルランドの片面太鼓)とボーカルを担当するローナン・オ・スノディと様々な楽器を演奏する兄弟のロッサ、イリアン・パイプス(バグパイプの一種)奏者であるオーウェン・ディロンがダブリンで結成したグループ。すぐにフルートのカラム・オ・スノディとバイオリンのディー・アームストロング、ギターのランス・ホーガンとその兄弟でベース担当のブライアンが加わった。5作目となる「ルナ・パーク」は、英ロックの大物プロデューサー、ミック・グロソップがプロデュースし、彼らの最高傑作として高い評価を獲得した。98年と04年夏に来日。矢井田瞳、山口洋(Heatwave)、OKI等、日本のミュージシャンとも多数共演している。

メインテーマ:リサ・ハニガン

1981年、アイルランド・ダブリン生まれ。シンガー・ソングライター。ダミアン・ライスの2002年のデビュー・アルバム「0」から、彼のパートナーとして活動を共にする。リサのふわりとした魅惑的な美声はダミアンの繊細な音楽に大きく貢献。07年には、ソロ活動を開始し、08年にデビュー・アルバム「シー・ソウ」をリリース。このアルバムがアイルランドでダブルプラチナの売り上げを記録し、代表的音楽誌「ホット・プレス」の09年の読者投票で、最優秀デビュー・アルバム、最優秀アイリッシュ・アルバム、最優秀アイリッシュ・トラック、最優秀女性アーティストと4部門をさらう。そして09年のチョイス・アウォーズとメテオ・アウォーズに最優秀アルバムなどでノミネート。さらに、英国の権威あるマーキュリー・プライズの最優秀アルバムにもノミネートされ、大きな話題を呼んだ。今やアイルランドのみならず、米英の音楽シーンでも最も注目度の高い女性アーティストの一人。

REVIEW

映像が驚異的に美しい傑作!
見れば魔法の世界にすっかり取り込まれてしまうはず
───LA TIMES

ただかわいいだけじゃない。見る者を熱狂させる
───TIME OUT

宮崎駿監督への尊敬と賞賛を、
トム・ムーア監督にも抱くようになるだろう。
───INDIEWIRE

理屈ぬきに、見る者を圧倒する
───PASTE MAGAZINE

COMMENT

母ブロナー役/日本版テーマソング作詞・歌

中納良恵(EGO- WRAPPIN')

科学や物理で 証明できない不思議な話
実態のない目に見えない世界に人は興味を抱いたり
不安を抱いたりします
神話もその一つとして実態のない話ですが
長い歴史の中で語りつがれているということ
それは人間が忘れてはいけない
先人からの大切なメッセージなのだと思えてなりません

song of the sea
はアイルランドの海の妖精にまつわる素敵な神話です

地球が誕生してから計り知れない時を経て
今の時代に生きるすべての動物の進化の源が
すべて海から来たとしたなら
命が海を懐かしむのはごく自然なこと

人間の世界は時間や空間と言う概念にしばられ
肉体を持ったことと引き換えに
ある種の煩わしさに縛られてしまいました
戦争 差別 飢餓 難民 自然破壊 あらゆる欲望から生じる
負の連鎖の象徴
そこから逃れるため人は祈り願う
その束の間の安らぎと語り継がれる物語の普遍性とが交じり合ったとき
私たちは確かな愛に包まれます

人間や動物や地球を負に追いやらないための大切なことを
この神話は教えてくれているのだと思います

今回このような大役をいただき身の引き締まる思いとともに
尊い時間をいただき大きな感謝でいっぱいです
自分の中にある懐かしさや誰かを思う大切な気持ちを
歌うようにセルキーという海の精に投影できればと思っています

この映画を見に来られたすべてのみなさまがたっぷりと
愛の中に包まれることを思って

詩人

谷川俊太郎

私たち人間のこころとからだの深みには、
いのちの遠い遥かな記憶が、
海の奏でる音楽とともにひそんでいて、
そこからこの物語も生まれた。

医師・作家

鎌田實

美しくて深い映画だ。
愛の海から生まれた子たちの愛の物語。
子どもから大人まで楽しめるウワサの映画がやっと、やって来た。必見!

鴨川シーワールド獣医

勝俣悦子

海の中は神秘的で童話や神話に満ちている。
波の音と静かに語りかけるような音楽。
働く女性をそっと包む素朴な動く絵本のようです。

アイルランド伝承文学研究家

渡辺洋子

“シアーシャ”はアイルランド語で「自由」を意味する。
監督のトム・ムーアはインタヴューの中で、昔から語り継がれてきた物語の世界が失われつつあることを嘆いている。
アイルランドでも人々は貨幣経済やテクノロジー重視の現実の世界の呪縛にかかっている。
シアーシャはセルキーの母親から貰った上着と巻貝の笛を使って、呪縛を解き放ち、想像と現実の世界を自由に行き来することを可能にしたのである。

息子 ベン役

本上まなみ

アイルランドは私にとって未知の国。
ですが古来から伝わる神話、伝説をもとにしたというこの物語に不思議と懐かしさを感じました。
この日本にも「アザラシにょうぼう」のようなお話はたくさんあったはず。
昔、夢中になって読んだ記憶があるのです。
風の強く吹きつける荒涼とした大地、深く濃い青の海。
幾度となく繰り返し口ずさまれる妖精の歌が、少しずつ私のなかにしみ込んでいきました。
母親を慕い続ける少年ベンの、その想いの強さに涙がこぼれました。
妹のために勇気を振り絞って行動を起こすベン。
彼をそっと見守るような気持ちで、演じられたらいいなと思っています。
とびっきりの愛おしいひとを想いながら、観てくださいね。

アニメーション監督(「どーもくん」「こまねこ」)

合田経郎

美しい映像と音楽で魔法にかけられたんだ。
鑑賞中、自分は確かに子どもになっていた。
アザラシ達と泳いだよ。目にも耳にも心にも贅沢な時間だった。

女優

坂井真紀

涙が止まらないほどの美しさに心が癒され、その美しさは、
いま、世界中の人たちが必要としているものだと思いました。
ぜひ、親子で見たい作品です。

翻訳家・児童文学研究家

金原瑞人

海、波、しぶき、雨、そして涙。
様々な水の形がファンタスティックな物語を紡いでいく。
その穏やかな躍動感と、かすかな寂しさがたまらない。
忘れられた物語を縦糸に、
思い出せない歌を横糸に織り上げられた、深く美しい映画。

歌手

南波志帆

物悲しくもうつくしい世界観に終始魅了されました。
そして、あまりの感動に涙が止まらなかった。
こんなに綺麗な映画は久しぶりに観ました。完全に好みでした。

アニメーション監督(「ちえりとチェリー」)

中村誠

息をのむ美しい映像。普遍的で心に迫る物語。愛おしい登場人物たち。
鑑賞後、「自分は何故この作品に関わっていないのか」と激しい嫉妬を覚えた。

THEATER

地域 劇場名 TEL 公開日
東京 恵比寿ガーデンシネマ 0570-783-715 8/20
東京 ユジク阿佐ヶ谷 03-5327-3725 近日
川崎 川崎市アートセンター 044-955-0107 10/8~10/14
横浜 シネマジャック&ベティ 045-243-9800 8/20
逗子 Cinema Amigo 046-873-5643 近日
高崎 シネマテークたかさき 027-325-1744 9/10
札幌 シアターキノ 011-231-9355 9/10〜16
仙台 チネ・ラヴィータ 022-299-5555 10/1
名古屋 名古屋シネマテーク 052-733-3959 8/27
浜松 シネマe_ra 053-489-5539 近日
伊勢 伊勢進富座 0596-28-2875 12/24~1/6
大阪 シネ・リーブル梅田 06-6440-5930 8/27
京都 京都シネマ 075-353-4723 近日
金沢 シネモンド  076-220-5007 近日
神戸 元町映画館 078-366-2636 9/17〜30
広島 サロンシネマ 082-962-7772 近日
福岡 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 0570-783-550 10/22~11/4
佐賀 シアター・シエマ 0952-27-5116 9/17
大分 シネマ5 097-536-4512 8/27
宮崎 宮崎キネマ館 0985-28-1162 9/10
鹿児島 ガーデンズシネマ 099-222-8746 近日